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硫黄温泉とは

硫黄温泉の前に、まず温泉とはどのようなものであるかについて、わが国では昭和23年に温泉法が制定され、その中で次の条件を満たすものであるということが規定されています。
1.地中から湧出すること
2.温水、鉱水および水蒸気その他のガス状のもの(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)
3.地中から湧出したときの温度が摂氏25度以上のもの、または物質を規定値以上含むこと
 
@摂氏25度以上の温度があれば無条件で温泉
A摂氏25度未満でも規定量の物質を含んでいれば温泉ということになります。
■硫黄温泉
硫黄が多く含まれる温泉。卵の腐ったような硫化水素の臭いがあり、色は微白濁色。換気が悪い場合、中毒を起こすことがある。ニキビ、オイリー肌、皮膚病、リュウマチ、喘息、婦人病などの症状に効果あります。硫黄イオンはインスリンの生成を促す働きがあるので、糖尿病の症状にも有効で刺激が強い泉質なので、病中病後で体力が落ちている人や乾燥肌の人には注意が必要です。

硫黄温泉はこんな温泉

硫黄温泉に行くと、時々「湯の花」の塊がお土産屋で行っているんですけど、これをお湯に解いて汗疹(あせも)の患部につけると治ることが多いです。完治には一週間くらいかかります。(お風呂に入れても良いのですが、お風呂全体と体が硫黄臭くなって大変ですよ。風呂釜もいためるのでやめた方がいいでしょう。)
山形蔵王の大露天風呂に行くと、どういうわけか主婦湿疹(手あれ)が良くなる。お風呂に入ったときは、傷口がとってもしみるが、それを少し我慢していると、なんともなくなる。そして、風呂からあがり、手が乾いてくると、手のひび割れた部分の皮が全部白くなる。それが、ボロボロとおちて手が治るそうです。
■飲泉利用の注意
飲泉は1回にコップ1杯程度を、かみしめるようにゆっくりと時間をかけて飲みましょう。温泉施設には用法や用量の掲示がありますので、しっかり読んで、適切な使用法を守ってください。飲泉を容器に分けてもらって、家で飲んでも効果はあります。また、飲泉には禁忌症もあるので、持病のある方は掲示を注意して読んでください。高血圧症のかたは、過度の飲泉は好ましくありません。下痢の症状があるときは、硫酸塩泉や硫黄泉はなるべく避けた方がいいでしょう。

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お正月こそ飲泉が効果的

硫黄温泉の効用ですが、分かっていてもついつい食べ過ぎ・飲み過ぎ、夜更かしで、お正月は意外に体調を崩しがちなものです。そこで、お正月休みには飲む温泉(飲泉)をお試しになってはいかが?。本格的な入浴療養には1週間以上かかるのが普通ですが、飲泉は効果を発揮するのが早いんです。ここでは、飲泉の効能が自慢の立ち寄り温泉をご紹介しましょう。
便秘気味ですっきりしない・・・という方には便秘には規則正しい食生活と運動がなによりですが、温泉もかなりききます。とくに、腸の運動を活発にさせて、便の排出を促す作用が強いのは、ボウ硝泉です。正しい泉質名は、ナトリウム−硫酸塩泉といいます。塩化物泉や硫黄泉も飲泉で便秘に効果を発揮する温泉です。便秘のための飲泉は、よく冷やして飲むといいとされています。クアハウスなどの運動が出来る温泉入浴も、たいへん効果が高いので、一度お試しを。また、便秘の原因はストレスにもあるといわれています。温泉で一日のんびりと過ごすのは、とてもいいことなのです。

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