クライスラー自動車の評価や、クライスラー自動車の便利情報です
クライスラー社(Chrysler Corporation)は、アメリカ合衆国の自動車メーカーです。現在、アメリカ国内ではクライスラー、ダッジ、ジープのブランドを展開しており、GM(ゼネラルモーター)やフォードと並び「ビッグスリー」と呼ばれる一角を占める大メーカーです。1925年にウォルター・クライスラーが前年に発表した6気筒エンジン自動車クライスラー・シックスを製造販売する会社として、当時のマックスウェル、チャーマーズ両社を統合の上に設立した会社です。その後、1928年にプリマスと「デソート」ブランドを設立、翌1929年ダッジ・ブラザーズ社を買収してビッグ3のひとつに成長しました。
フレデリック・ジーダー(Frederick Zeeder)らの有能な技術者を擁し、大衆車では例がなかった油圧ブレーキシステム、「フローティングパワー」と呼ばれる新方式のエンジンマウント油圧式パワーステアリングなど、技術面でGMやフォードに先んじた姿勢を取ってきました。その自負のもと、1930年代、空力的な新型車「エアフロー」を導入したが、市場は熟しておらず商業的には成功しなかった様です。
ダイムラー・クライスラーとBMWグループは、3月1日、ハイブリッド駆動システムの分野での協力開発を拡大し、プレミアム・セグメントである後輪駆動車のハイブリッドモジュールを共同で開発すると発表しました。両社は、3年以内の新モジュールの商品化を目指すとともに、豊富なノウハウを共有し、効率性の改善を達成すると言うことです。 今回の共同開発で輪駆動車のドライブシステムの製品範囲が広がります。これによって、より速い商品化につながる開発能力の共有、台数増加による費用対効果の向上が期待される。なお、最終的な部品構成は、2社のブランドが持つ特徴に適するよう別々の開発がなされるとのことです。
マイルドハイブリッド型となるハイブリッドモジュールのコアとなる研究は、関連するエンジンやドライブトレーンが開発されているドイツで行われる。共通のプロジェクトの枠組みにより、開発チームを密接にし、両社のハイブリッド知識ベースが集結されます。ダイムラー・クライスラーのグループ・リサーチおよびメルセデス車グループ開発担当取締役、トーマス・ウェーバー博士「革新的な駆動システムの分野での協力は、技術的のみならず経済的見地からも理に適っています。
米自動車大手クライスラーと日産自動車は、日産が小型車を2009年から、クライスラーにOEM(相手先ブランドによる生産)供給する業務提携で合意したと発表しました。日産が米自動車メーカーに乗用車を供給するのは初めて。台数については、両社の販売動向を見極め決定する方針とのことです。供給するのはメキシコ工場で生産している排気量1800ccの「ヴァーサ セダン(日本名ティーダ ラティオ)」で、クライスラーが自社ブランドで南米市場で販売する。両社は別の車種で完成車を相互に供給することも検討している。経営再建中のクライスラーの車種は、ピックアップトラックなど中大型車が中心。今回の合意によりガソリン価格の高騰などで需要が拡大している低燃費の小型車を自社で売り出し、販売増加を狙います。日産にとっては、現地生産拠点で量産効果からコスト削減を図れるメリットがある。収益源の北米事業の体質強化を進めていく戦略たと思います。両社はすでに北米市場での完成車のOEM相互供給などを柱とした業務提携に向け交渉に入っています。しかし、資本提携まで踏み込まない意向を示しています。